暮らす+集う 特集02_パーティーハウス 暮らす+集う 特集02_パーティーハウス 暮らす+集う 特集02_パーティーハウス

大切な人たちの笑顔が見たい。だから、家を建てた。大切な人たちの笑顔が見たい。だから、家を建てた。

立山を見上げる富山市大沢野。目に優しい田園風景の中に白い家はたたずむ。シンプルで個性的な外観は通りの目を引くが、もっと驚かされたのは家の中に入ってからだった。まるでミュージアムのギャラリーを思わせる広い空間。ここで今宵もホームパーティーが繰り広げられる。
「仕事柄、私も妻も昔からたくさんの友人がいます。外でお酒を飲むより家で集まった方がお金もかからない。まだ小さな子どもがいる我が家にとってもありがたいんです」とご主人は話す。
家をつくるにあたり、設計士の青山善嗣さんに出したリクエストは二つ。「立山連峰がきれいに見えること」。そして「30人以上のパーティーができること」だった。 
「キッチン、リビング、バーカウンターなど多目的に機能しながら、つながりを感じる空間にしました」と青山さん。広がるのは木と塗装の素材感が心地いいLDK。キッチンにまっすぐ抜ける視線も開放感に満ちている。「自分たちの暮らしはもちろん、訪れる人の居心地の良さを何より大事にしたい」という夫妻の思いが随所にかたちになった、まさに「パーティーハウス」がここにある。

人がつながる家は、家族もつながる家でした。人がつながる家は、家族もつながる家でした。

階段を上がると広がるセカンドリビングは、この家の顔と呼んでもいい。窓一面に切り取られた立山連峰が訪れる人をもてなす。その迫力に思わずため息が出る。
リビングの奥にはバーさながらのカウンターを設けた。防音のミニスタジオでは趣味のドラムやギターが置かれ、ここで音楽仲間と気ままに演奏を楽しむ。
ワークスペースが豊富なアイランドキッチンもパーティー仕様。奥様はここで会話を楽しみながら、料理を用意。「家が自営業だったので子どもの頃からおもてなしするのが好き。たくさんの人が来てくれるのは私には自然なことなんです」。
空間のつながりがある家は家族のつながりも育てる。中学生の娘さんはキッチンやバーカウンターでいつも家族の気配を感じながら勉強しているという。 
絆を大事にするオープンな家で、子どもたちは人との関わり方も自然と身に付けている。「お客さんがかわいがってくれるので子どもたちはパーティーが楽しみ。人の温かさに触れながら、このまま素直に育ってほしいです」。みんなでご飯を食べて、話して、笑って。かつて、大きな家族のようにつながっていた時代。そんな地域のあたたかなつながりがこの家にはある。

立山を大きな額縁に入れて、暮らしています。立山を大きな額縁に入れて、暮らしています。