vol.4 安眠は寝具で決まる vol.4 安眠は寝具で決まる vol.4 安眠は寝具で決まる

日々の良質な睡眠は、日中の充実した活動のために欠かせないもの。昨今は「睡眠負債」という言葉も聞くように、短い睡眠時間や浅い眠りで寝不足が蓄積し、疲労感や倦怠感をなどさまざまな不調を抱えている人が多いといいます。寝苦しい夏の夜はさらに追い打ちをかけることに…。

枕、敷布団などの寝具類を季節や自分に適したものに変えることで安眠を確保できる。そんな寝具選びのポイントをピローフィッター兼スリープアドバイザーでもある「快眠工房KOBAYASHI」の店長・小林庸一さんに教わりました。

〜蒸し暑い夏の夜もこれで快眠〜

通気性や吸湿・発散性の悪い寝具を使用すると肌が湿気でベタベタしたり、蒸れて不快指数が一気に上昇。最終的にはなにも掛けずに寝るなんてことになると、朝の目覚めも良くありません。夏の寝具は吸湿・発散性に優れ、熱を放出する素材を選びたいもの。

また、身体の広い面積を寝具に密着させることになる背中。ここに熱がこもると寝苦しくなります。それに加えてたくさん汗をかくことで不快感も増します。結果、眠りが浅くなり、夜中に目が覚める、何度も寝返りを打つなどということにならない様、敷パットやシーツは、夏にふさわしい素材や構造に工夫のあるものを使いましょう。

●乾きが早くいつもサラサラを保てる「パシーマ キルトケット」は衛生的に処理されており、丸洗いも可能。洗うほどに吸水性も増す優れもの。ホコリが出にくく、アトピーのお子さんから高齢の方まで快適な眠りにつける1枚。
また、昔から夏の素材として親しまれている麻を100%使用したシーツ「ラミーリネン」は、ラミーとリネン2種類の麻を横糸と縦糸にして織った1枚。水分の吸収・発散に優れ、熱もこもりにくい為清涼感のある使い心地

●熱がこもりにくく放出されやすい特長をもつ麻と肌触りのしなやかな綿が市松模様になった麻混ガーゼのタオルケット「薫風」はサラッとした綿の快適さと麻の涼感の2つを併せ持つ。
4すみをゴムで留める事ができ、ずれたりしにくい麻シーツ「ラミーリネン」と併用すれば、清涼感がさらにアップ。

●熱をすばやく拡散する繊維を使用した接触冷感ガーゼケット「アイスミラクル」。ヒンヤリ、ツルっとしたアイスミラクル側と吸湿性の高いガーゼ側、その日の気温や湿度に合わせて使い分けできる。繊維そのものが冷感素材なので洗っても効果はそのまま。
また、同素材の「アイスミラクルプレミアム パッド」は、独自のハニカム構造と吸水加工で汗をすばやく吸収して外に放出してくれるので、ガーゼケットと併用するとさらに快適。

●名前の通りマシュマロのような肌触りが特長の「マシュマロフトン」。ユーカリの木を原材料にした繊維・テンセルが寝床内の温度と湿度をコントロールし、ムレ感を軽減してくれる。ユーカリ繊維の制菌作用でバクテリアの繁殖を抑え、不快な悪臭もカット、自宅での洗濯もできるのでつねに清潔を保てる。
また、やわらかな肌触りと吸放湿性をもつ「テンセルスムースパット」もおすすめ。こちらもテンセルを100%使用している為、併用するとより寝床内を快適な状態に保ってくれる。

〜自分に合った寝具で安眠を〜

枕の高さの好みは人それぞれですが、合わない枕を使って、自覚のないままに安眠を妨げている場合もあります。高すぎる枕は喉が塞がれ、逆に低すぎる枕はあごが上がって口呼吸になってしまうことも。慢性的な肩こりや頭痛ももしかすると枕が合っていないのが原因かもしれません。理想的な枕は、寝姿勢時の個々の首のカーブ(頸椎弧)にあった高さであり、中身が偏りにくく、バランスよく支える構造のもの。また、横向きの場合には、肩幅やどんな角度で横向きに寝るかでも理想の高さには個人差があります。枕の形や詰め物の素材も多種多様。その後のメンテナンスなども考えるとピローフィッターに相談することが最適な枕に出会える一番の近道のようです。

【横向き寝も仰向け寝も敷寝具と首の間の隙間を適度に埋める事が大切】※写真は横向き寝の場合
枕に頭をのせ、横向きになった時に横から見て首がなるべくまっすぐに伸びていることが大切。不自然に曲がっていると、安眠できないばかりか首や肩に過度の負担がかかってしまう事もあります。横向き用に両サイドが中央より少し高めになった枕がおすすめです。

●寝具の大手・東京西川の「ドリームライン」。首や肩口にフィットするアーチ型形状、後頭部がほどよく沈むやわらかめのセンター部分、サイドはやや硬めのウレタンで横向きをサポート。通気性を高める多めの空気孔や枕底面の溝から湿気や熱を逃がす構造でオールシーズン快適な枕。

●医師がすすめるふんわり包まれたい方におすすめの健康枕 東京西川「もっと寝顔美人」。両サイドはストレッチ生地とマイクロ綿でふわふわの感触、首部・頭部には、柔らかくへたりにくい、粒わたと柔らかくボリューム感のある生地を使用。首・肩口もアーチ型形状で快適なフィット感が心地良い。

●サイド2つ、中央部が3つの計5つのユニットで構成される「ロフテー快眠枕」。自分に合った“高さ”と“素材”をプロがコンサルティングしてくれるのでより理想に近いフィット感の枕が作れる。そばがらやパイプなど中にいれる素材にもよるがへたってきた枕の調整サービスなど、一定の使用期間後のメンテナンスもお店で行ってもらえる。

【寝室環境も大切】
真夏でも夜には気温も下がりタオルケット1枚お腹にかけてすやすやと眠りにつけたのは昔の話。猛暑つづきの近年は、夜でも気温が下がらず熱帯夜が何日も続くことも。理想とされる寝室の気温は夏場約25~26度、冬場は約22~23度。湿度は約50~60%といわれています。
このため、寝具だけで快眠の環境を整えることは難しいので、エアコンや除湿器なども上手に併用することが大切です。

〜お店へ行ってみよう〜

小林庸一さんはピローフィッターとスリープアドバイザーの資格を持つ、安眠のための知識が豊富な店長さん。お店では実際に寝心地を試せるコーナーが設けられており、自分に合った敷布団やマットレス、枕の提案をしてもらえる。さまざまな疑問にも分かりやすく丁寧に答えてもらえる。身体に合った寝具の心地の良さを体感したい人は、ぜひ足をはこんでほしい。

店名/快眠工房KOBAYASHI
住所/富山市中川原新町45
電話/076-493-6231
営業時間/10:00~19:00
定休日/毎週火曜日
HP/http://kobo.kaimin-kobayashi.jp/